雪続きでバイクに乗れないので、自分の愛車歴でも振り返って茶を濁そうのコーナー。
第4回目↓
4代目:Harley Davidson FLSTF(1340cc)
日本に帰国して定職について数年。
根っからの海外かぶれである自分は中学くらいから、漠然とアメ車に乗って見たかった。そこでマンを期して購入したのがこのハーレー。黄色いファットボーイ。
ハーレーを選んだのは、つまらない日本(仕事)への反骨的な意味もあったらしい。
購入したのは純正ほぼノーマル。本当はコテコテにカスタムされたものに憧れていたが、2人乗りしたいのでチョッパーを買えなかった。(大金叩いてボロボロのカスタムを買うのが少し嫌だったというケチさもある。)
この黄色いファットボーイ、異様に写真写りが良い。ツーリング先で写真を撮るのがとても楽しかった。
そして、意外にも乗り心地がよく、何時間でも乗っていられる。
旅を楽しむのなら、このバイクが過去最高に良かった。しかし、1年で手放してしまった。なぜか飽きてしまった。
飽きた一番の理由は、信号待ちで隣のショールームに映った自分とバイクが超ダサかった。なんだかピカピカの車両に乗せられている感。まるで七五三の衣装である。
なんだか乗るのが恥ずかしくなってきてしまった。
エボリューションエンジン時代のファットボーイ。峠は苦手だが、全体的にとても良いバイク。ハーレー伝統の面影を残しつつも古すぎない設計のエボは、とても楽しい。ショベルと比べるとデジタルチックな乗り味で、より野太く加速する。イジればその可能性は無限。自分らの世代がイメージするハーレーはこのエンジンなのかもしれない。
こいつに手をかけて自分好みの1台にしても良かったし、良い感じにヤレるまで乗り回しても良かった、と手放したことを今でも少し後悔している。
しかし当時はどうしても乗るのが恥ずかしかった。
【好きなところ】
・旅に集中できる
・走りに安定感がある
・2人乗りできる
・荷物がたくさん載る
・写真写りがいい
・純正度が高いという意味ではハーレー社を感じる
【いまいちなところ】
・車体が重くて峠の下りが怖い
・マフラーに制限がある
・ピカピカすぎる
・七五三