5台目:HARLEY DAVIDSON FXS (1340cc)
今、僕が乗っている車両。通称ローライダー。もう跡形もなくカスタムされてますけど。
今からおよそ40年前に生産されたバイクで、この時代のエンジンはショベルヘッドと呼ばれています。
このショベルヘッド、日本人にとっては神格化されています。
もともと旧車好きな私も、まんまとこの宗教的な思考に影響されました。その結果、どうしても以前乗っていたハーレーが好きになれなくなってしまいました。
そんな時に転がり込んできたのが、庭先で半分腐っていたというこの格安車両。
この車両はリペアから立ち会い、自分の意見を織り交ぜながら走れる状態に仕上げてもらいました。
この時点でかなりの愛着が湧きます。
できた。かっこいいですね。
しかし初めて乗った感想が、曲がらない止まらない沈まない、全く頼りのないとんだインチキバイク。さすがはチョッパー。峠は壊滅的。
エンジンも、生み出したエネルギーのほとんどか無駄な振動に使われているような感じ。
慣れるまで時間がかかりますが、その後は速く楽しく走リマス。
ショベルヘッドは、“限られた週末にどこまで旅できるか!”って人には全く向いていません。カブの方が良いくらいかも。
僕は割とせっかちなので、パッと乗れてパッと旅できる他のバイクに目移りする事もあります。
でも、最高に気持ちいい一瞬もあります。晴れた中央自動車道とか。あの感覚はこの車両でないと味わえなかっただろうな。
【好きなところ】
・ノスタルジックなスタイル
・アナログな乗り味
・憧れ
・ちょっとしたことが大冒険になる
・足つきがいい
・長時間乗ってもお尻は痛くならない
【いまいちなところ】
・疲れる
・遅い
・交通弱者
・信頼できない
・うまく写真撮るのが難しい
・荷物どころか車検証も乗らない
・二人乗りできない