関東平野の果てブログ

20代はじめに関東平野の果てに隠居し、楽でラフな生活を模索する30代です。

御神渡り

御神渡り」とは、諏訪湖でみられる氷丘脈のこと。湖面が全面結氷し、それがある条件下で氷の亀裂が湖面上にせりあがる自然現象のことです。

このせり上がった亀裂は山脈のように走り続き、湖の対岸まで渡っていきます。これがまるで、"神様の通り道"に見えるとのことで「御神渡り」と呼ばれているようです。もう500年前から観測し続けてているという地元民には縁の深い自然現象なんだそうです。

 

そう言えば、ちょうど諏訪湖の周辺には、諏訪大社の上社と下社が湖を挟んで正反対に鎮座していますね。

 

 

ここ何年かは冬の気温があまり下がらず、この御神渡りがなかなかできていないと聞いていました。しかし今年は全国的に大寒波とのことで、ここ信州も冷え込んでおります。御神渡りも5年ぶりに期待されていて、連日その話題で持ちきりです。

 

私もそのニュースを見るや否や万年床を飛び出して、諏訪湖にやってきました。こんなの一生のうちに見れるかどうかわかりませんからね。お、波が凍っています。

 

昨年の春にここに越してきた時、初めて大家さんから御神渡りのことを教えてもらいました。私はそれ以来ずっと、密かに期待しておりました。

 

本当に湖の上に人が立っています。氷に穴開けてワカサギ釣りしてます。羨ましい。

 

自分も氷上散歩に挑戦。たまにミシミシ言います。

 

これは記念撮影しとこう。セルフタイマーを設定したカメラを置き、ポーズをとる。残念、シャッターに間に合わず。

 

先客がいた。

 

こんな通学路があったら楽しい。(この看板はたぶんいたずら)

昔はここでスケートをしたり、氷上を車が通れるほど氷が厚く張ったらしい。今は到底無理。

 

湖周を探索すると、やっと御神渡りの前兆らしい亀裂を発見。やや氷が盛り上がっています。

 

この盛り上がりが立派に成長すると"御神渡り"と判定されるようです。判定する日には神主さんみたいなのが子分を連れてお祓いのようなことをします。祭事です。

 

自分はこれを御神渡りと判定いたしました。満足満足。