また新しいバイクが欲しい病気が発病している。
次はベスパである。ベスパが気になるのは今に始まったことではないが、特に最近の生活リズムにマッチする乗り物ではないかと信じて疑わない。
私はYouTubeをはじめてからというもの、すっかり体力は衰え、バイクに乗って遠出することがほとんどなくなってしまった。ちょっとずつしんどくなってきたというか、やっと四輪自動車の便利さに気づきはじめた。
そうは言いつつ、通勤はバイクの方が快速ということで、もっぱらこれを使っている。
乗る回数は四輪よりも二輪の方が多いので、かろうじて「ライダー」と名乗って良いでしょうか。
今使っているのバイクはなんでもこなせるすごい奴だが、唯一の欠点はシフトチェンジである。この操作がめんどくさいということではない。むしろ楽しい。
問題は、このバイクに限ったことではないが、シフトを足元のペダルを上下に操作することである。つまり、左側の靴の甲がどんどん磨り減っていくのである。これではしゃんとした靴は履けない。
これまでは、今にも穴が開きそうな汚い布製のスリッポンで通勤していた。
別に他人の目を気にすることとも無いのでいいけれど、今でもそれが間違っていないと思っているけれど、なんとなく、この靴が運気を逃しているような気もしてきている。
つまり、ベスパが欲しい理由はこうだ。
手入れの行き届いた革靴で、冬にはコートなんかを羽織って、バイク通勤がしたい。もちろん、味気ないプラスチックで覆われた使い捨てのスクーターではいけない。機械へのロマンも感じたいとなると、やはりイタリアの鉄製スクーターあたりが良いのである。
ただし、近年の中古価格高騰には指を咥えて見ていることしかできない。
もう少し働かなくてはいけないね。
穴の開きそうなスリッポンで。