関東平野の果てブログ

20代はじめに関東平野の果てに隠居し、楽でラフな生活を模索する30代です。

ヤギのチーズ3

 

大鹿村に到着したものの、アテもなく来たので何もすることはありません。

ま、自分はこんなツーリングが好きなので別にいいのですが、覗くお店では軒並み売り切れor営業時間外で断られてしまいました。

 


時間がわるいのか、ハーレーがうるさいのがわるいのか、理由は様々でしょうが歓迎されていないような気さえします。

 

考えてみれば、ここは人口1000人の村です。滅多に来ない客人をいつまでも迎えている方が疲れてしまいます。

村人みんながみんなヒッピーとは言いませんが、みなさんマイペースに過ごしているのでしょう。

 


仕方がないので道の駅内にある観光案内所で、観光場所を尋ねるついでにこんな話をきいてみました。

 


『このあたりって、昔ヒッピーとかって話ありました?』

 


『そういう自然派の人は今でもいます。こちらの方面に住んでいる場合が多いですね。』

 


ほう!興味深い!しかし、案内所の職員はこう続けました。

 


『彼らは自給自足というか、基本的に自己完結しているので、その文化を体験できるような観光的な施設はありません。お店もなければ、知り合いがいない限り、人にもあえないでしょう』

 


それはそうだ。

 

 

でもね、なんとなく教えてもらったヒントを頼りに彼らが住んでいるのではないかと思う集落を横切ってみました。

 

 

 

ここから見下ろす一帯がそうです。

 

小さい静かな農村集落です。

細い山道の先にあり、ひっそりと暮らしているようです。

点滅する信号機もうるさい看板もありません。

 


私のイメージするヒッピーとは、サイケデリックで奇抜なアートであり、それを期待していました。

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しかしここは変哲もない、むしろ普通よりも地味な田舎集落です。

 

 

 

ここでふと、昔聞いたシクラソマの話を思い出しました。

外来種として煙たがれる獰猛な魚・ティラピアも、長らくそこで暮らしていれば静かで綺麗なシクラソマの輝きを身体に帯びるという話です。

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ここに移住して来た人たちは、ここの地をただ気に入って生活を営んでいるだけなのかもしれません。

 

 

 

 

ヤギのチーズ2

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出発してからというもの、たまに陽もさして良い天気です。これからの雨が嘘のよう。

 

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山あいの田舎町を横目に南下して行きます。

こがねいろの稲穂がいい気分。

 

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さて、3時間ほど走った所の峠の頂点で、あの大鹿村の看板が見えてきました。あら、意外と近いのね。

 

 

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途中、どうしても我慢ならない渓谷発見。

 

 

 

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釣竿を持ってきていてよかった。

自分が好きなハーレー旅ブログに見習って、今日は竿を準備していました。

↑そのブログがこちら。ショベルヘッドと渓流釣りが好きなナイス・ガイの旅です。

 

 

 

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今晩のおかずに岩魚でも…と下心が伝わったのか、結果は坊主です。

このカメラ、せっかく防水機能を備えているので川の中の様子を撮影してみましょう。

うん、水が冷たい。

 

こんな感じで寄り道しながら峠を下ると、人口1000人程という大鹿村のメインストリートにやってきました。

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さて、何しようかな。

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この車止め欲しい。笑

 



ヤギのチーズ

最近、キャンプツーリングに行こうとした日は必ず雨になる。

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はじめは、雨でも他の遊びができると割り切っていたが、だんだんフラストレーションが溜まってきていた。

 

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行きたい所はたくさんあるが、特に『大鹿村』に行きたいと思っていた。

 


私が『大鹿村』の名前をはじめて聞いたのは、ナチュラリストな美容師の口からでした。


2年ほど前のこと

『今度長野県に転勤するんですよ~。諏訪湖の近くです』

 


『それじゃあ、峠を超えたらこんな村があるよ。名前は大鹿村。』

 


美容師によると、大鹿村はかつて日本でヒッピーが流行った時代、多くのそういう人達が移住した村だそう。

 


今でもその子孫たちが暮らしているらしいと話す美容師は嬉しそうだった。

 


さっそくインターネットで調べてみると、それらしき記事が確かにでてくる。

 

大鹿村コミュニティ | 地球生活

 

(特集 大鹿村) 部族、ヒッピーフリーク 仲間たちのななお(後編) 

 

ハルキ・ロマンティコのハクナマタタな暮らし: ロマンティコの旅 長野 その1


 


自分は、ヒッピーに対するある種の憧れが少なからずある。

 


そして彼らがなぜここ大鹿村集まるのか、行って確かめてみたいし、もしかしたら彼ら達に共感できることがあるかもしれない。

 


そんなことから9月の最期の休みにはこの大鹿村の探検を計画していた。

 

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しかし。そこにきて、またまた雨の予報が。

2日連休のうち、1日目の午後から翌昼過ぎまで雨マーク。

 


このままでは9月が終わってしまう。

10月は自由に連休が取れそうにない。

11月の大鹿村はもう冬である。

そして雪が溶けた頃には私は長野を離れる。

 


きっとこの先も、なかなか都合がつかず、大鹿村に行けず仕舞いなんだろうなと考えたら虚しくなってきた。

 

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いや、雨でもバイク乗ってキャンプしよ。

そう思いついたらものの30分で準備完了。出発進行。

 

 

 

スーパーウィークエンド2018

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結局今年も行ってしまいました。


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とりあえず腹ごしらえ。プレモル生うまい〜。

あ、ホットドッグは微妙。日本の屋台文化の危機です。

このイベントもすっかりファミリー向け娯楽イベントです。いえ、いいことです。

 

さ、車を見ていきましょう。

 

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ありがちです。

いや、よく見てください。
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ハイブリッド車とのことです。

リッター3しか走らないくせに、ふざけております。

 

次。

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これはいい。6気筒CBXのカフェです。


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FCRキャブももちろん6連。ゾクゾクするものがあります。乗ってみたい。

 

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こちらのマスタング、メキシコの市場の横に良く止まっていました。塗装は太陽にやられてカサカサだったけど、同じ赤色です。

土埃が舞う石畳の上の赤いスーパーカー。敵いません。

 

そしてそして、次は俺的ベストカー&バイクの発表です。

まずはベストカーから。

 

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こちら。

色々な意味で平成フレーバーを存分に感じさせるS13。平成も終わりのこのご時世、哀愁さえ感じてしまいます。

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ステッカーも、なんだかムラムラします。

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後ろから。

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インテリアも下品で完璧です。

乗りたくないけど、泣かせる一台です。

 

次、ベストバイクはこちら。

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正統派の悪チョッパー。

スッキリしたナックルで良きです。


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こちらは1番欲しいという意味での優勝。


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後ろに飾られたtシャツも悪いです。

 

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こんな感じで小1時間もすれば見るものは無いので帰ります。スナップオンのグローブが安かったので、買いました。夏用バイクグローブがボロボロで臭いので、今度からこれで乗り回します。


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帰り道、道に迷っているとこんなDINERを見つけました。さっきのイベントを開催している会社が手がけるレストランです。


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注文した信州バーガーは、信州牛と林檎のソースが決め手。味はどこまでもファミリー向けです。

対してチェリーコークははじめて本物(?)を飲みました。可愛すぎて飲み方間違えましたが、はじめっから全部グシャグシャにかき混ぜて飲むのが正解です。これはうまい!!

 

もうデブでもいい!

 

9月1日

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9月に入った途端、夕暮れは見計らったように秋の顔になりまして、ひんやりとした風が吹きぬけます。

 

むしと太陽の日差しにせかされる夏が終わったようで、なんとなくほっとする自分はもうお年寄りですね。

 

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ここ長野はラム肉を食べる文化があります。ジンギスと呼ばれて親しまれています。

 

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自分は匂いの強い肉が好きなので、もちろん好物でした。しかし、これほど身近な食材ということには驚き。自分も以前にも増して大ハマりしています。

 

なんか、ラム肉を習慣的に食べるようになってから身も心も健やかにでございます。マイブームはラムのタコス。

 

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さて、ラム肉を焼く料理『ジンギスカン』と、かの皇帝『チンギス・ハーン』は言葉が似てます。なぜでしょう。調べてみると、この人が発明した料理だから、だとか、調理鍋がこの人の被っていた帽子が似ているから、など諸説あります。

 

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どちらにせよ、モンゴル人は馬乗って鷹で狩りをするので尊敬しています。とても、楽しそうです。民族争いは嫌ですが。

 

それと、ジンギスカンといえば北海道です。なぜ、ここ長野にも同じ文化があるのでしょう。共通点は、寒いくらいです。

 

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そうだ、思い出した。昔、本土の人が北海道に侵入した際、追いやられたアイヌ達は、本土の山間を南下していったと聞いたことがあります。そのとき、羊も一緒に長野まで連れてきてくれたのだしょうか。ありがとうアイヌ。自分はスピリチュアルなあなた達が大好きだ。

 

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そういえば純粋な日本人は、アイヌ琉球民族だけだと考える人がいますね。

邪馬台国卑弥呼たち一派は、大陸から来た人だとする説です。確かに、他人を統率するのは当時はあちらが本場です。

 

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現代の日本人にも縄文型だとか弥生型だとかあるようです。

私の祖先は誰でしょう。

なんにせよ、前世で馬に乗っていた人は現世ではオートバイに乗るそうです。

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この夏は楽しかった。