関東平野の果てブログ

20代はじめに関東平野の果てに隠居し、楽でラフな生活を模索する30代です。

メメント・モリ・ア

2024年、あけましておめでとうございます。

もう2月ですけどね。

というか、まだ私の気持ち的には2023年のままです。

 

こう言いますのも、私は元旦から謎の高熱に侵され、1ヶ月近く入院していました。

入院してからも具合や数値はどんどん悪くなり、最悪なときは42度近くまで熱が出てうなされていました。

身体がしんどくて唸るなんて、メキシコで食あたりを起こして以来のことです。今思うとあの時は幻聴も聞こえるほど大変でした。

 

幻聴といえば、不思議なもので入院したばかりの時は「メメントモリア」という言葉が耳か頭か脳裏かわからないところにこびり着いて離れませんでした。

意味はわかりませんが聞き覚えがあるようなこの言葉、ある程度具合が良くなってから調べてみると、似た言葉に「メメント・モリ」という言葉がありました。意味は、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」というものだそうです。病床に伏せている私は、どう受け取るべきか悩みます。

 

結局、高熱の理由は感染症ということでした。症状が軽くなった後の入院生活は意外と快適で、看護師は優しいし飯は美味いし自由な時間はたくさんあるし、よき経験でした。痛い注射は嫌だったけど。

その後、通常より少し時間がかかって無事退院しました。退院時は歩くのは遅いわ、手が震えて文字は書けないわ、車に酔うわで、弱った自分を少し楽しんでいました。

 

そういえば、入院している間に思い出していたことがもうひとつあって、それは年末に体験した不思議な出来事です。

夜中にふと自分の家のおかってから外をみると、白い小さな光がフワーッと道路を横切ったように見えました。不思議と自分は怖い感じがしなくて、直感的に「座敷わらしかな」なんて思いました。座敷わらしが家につくと、その家は繁盛するなんて話を聞いていたので、私はおかってをわざとあけっぱなしにしました。先程の白い光を我が家に招待したのです。口に出したか心で念じたか忘れましたが、「どうぞお入りください」と言った気がします。こうした私の行動には下心があって、年末ジャンボ宝くじで10億円を当てたいという欲望がそうさせました。

しかし、宝くじは当たりもかすりもしないどころか、その数日後に私は高熱を出してガタガタ震えながら救急病棟に即入院となったわけです。

 

この白い光と高熱の因果関係はわかりませんが、こうなるとなんとなく「メメント・モリ」という言葉が言わんとしていることがわかってきそうなものです。

「生きてるだけで丸儲けだ」と、私はそんなふうに言われた気がするのですがいかがでしょうか。

 

ちなみに、私が病床で感じた言葉は、正確には「メメントモリア」です。

最後の「ア」とは何を意味するのでしょうか。

 

良い意味だと良いのですが、まだわかっていません。

 

 

皆様はくれぐれも健康に過ごしてくださいませ。