前々から気になっていた映画。近くのレンタルビデオ屋になかなか置いていので、恐る恐るネットレンタルをしてみた。ワンクリックカード決済で、その場で映画が視聴できる。なんて時代なんだ。
この映画のあらすじは、スウェーデンに住む主人公(ペトリ)が自分自身の生活の中でとある実験を試み、その様子を映したもの。
実験のルール
①自分の持ちものを全て貸倉庫に預ける。(パンツ1枚も残さない)
②1日につき1個だけ物を倉庫から持って帰れる
③これを1年間続ける
④1年間は何も買わない
主人公がこんな実験をするのに至ったのは理由があります。それは、ある日を境にモノがありふれた部屋ウンザリするようになったから。わかるぞペトリ君。
しかもかつてのペドリ君の部屋は、釣り道具やDJセットなんかもあって共感できる部分が多い。
ワタシは自分が自由でいるためのシンプルライフに憧れるし、この無茶なルールにも興味がある。この映画を自分の部屋で見ると、この実験を疑似体験しているようでちょっと楽しい。
そしてたまに我に返って部屋を見渡すと、片付けしたくなる衝動に狩られる。笑
別にモノは悪くないんだけどね。お気に入りのモノを見つけることは良いことだし、それは間違いなく人生を豊かにしてくれる。しかしワタシには大切にできるモノの数にキャパがあって、その数を超えるとストレスになる。たぶんこのキャパは人によって違うし、体調によっても異なる。花粉症みたいなもん。
今、モノが人に与える影響は戦後期とも高度経済成長期とも違う。モノにはそれぞれ主張があって、モノが有り溢れたこの時代ではうるさいくらい。しかも、生きているだけで知らず知らずにモノが集まってくるからうっとおしい。
そこでワタシはマイ・ルールを決めた。(映画に影響されて今決めました。笑)新たにモノを迎え入れるときには、迎えたモノ以上の質量を手放すルール。質量とは、数値的な重さでなく感覚的な存在感のこと。手放せる物がなければ、購入できないので節約にもなるかも。
前回手に入れたハーレーブーツと引き換えに手放すのは、履き古してつま先が禿げ禿げになったビジネス革靴。(手入れしたので写真では綺麗に写っていますが、実物はボロボロでスーツを着る場面にはふさわしくありません。)
それと、この革靴だけでは質量が軽い感じがするので、取手がぐらついてストレスを感じていた鍋も一緒に。
映画の話に戻るけど、主人公のおばあちゃんがとてもかわいい。
あの笑い方を見るだけで幸せになれる。あと主人公は良い友達に恵まれてる。
ワタシも今週末は友達と会う約束しているけど、楽しみになってきた。