今や子供のなりたい職業上位に入る仕事、YouTuber。動画投稿サイトYouTubeに動画をアップして、その再生回数に応じて支払われる広告収入で生計を立てるという寸法です。
日々好きなことやって、それをビデオ撮影し、少し編集したら動画をアップロード。それで稼いだ金で好きなことをやる。上司も定時もなく、一見するとまるで夢のようなお仕事です。
更に成功者は20代で超超超高級外車を手に入れ、それがまた動画のネタになります。しかも始めるのは簡単。誰にでもできます。
自分もやりたい!いや、まじで!笑
そこで、本当にこれで食っていけるのかを調査してみました。
まず、毎月どれくらい稼ぎたいのか、目標を設定します。自分は好きなことして人並みの生活をするのが目標なので、歳の平均年収を調べてみました。
30歳の平均年収は355万円だそうです。
これにはボーナスなどの不定期収入が含まれる場合もあるかと思いますが、単純に12ヶ月で割ると1ヶ月あたり30万円弱。(ここから色々引かれて手取り20万前後ってところでしょうか。すごい贅沢はできませんが、節約によって不自由なくやっていける範囲ですね。)
これに対し、YouTubeの広告収入額はどんなもんでしょう。実際にやっている日本人ユーチューバーの話を聞くと、2019年はおおまかに再生回数1回につき0.5円ほどの収入があったそうです。
つまり、30歳平均年収くらい稼ぐ為には、1ヶ月あたり60万回再生される必要があります。
これを1ヶ月間に投稿する動画本数で割れば、動画1本あたりの目標再生回数が決まります。
例えば、毎日動画を投稿するとして動画1本あたり2万再生を、週に一度のペースで投稿するのであれば15万再生を稼がなければなりません。
この数字はどんなものでしょう。これは実際にYouTubeで同程度の再生数の動画を見て、自分でもやれそうか判断するのが良さそうです。
参考までに、ユーチューバーにはユーチューバーなりの悩みがあるそうです。一例がこちら。
10分以上の動画にする必要があり、尺稼ぎが大変。
はじめて半年くらいはいいが、次第にネタ切れに悩む。
24時間動画中心に考えてしまう。
ユーチューバーが増えており、似たような動画になりがち。
芸能人などの著名人もYouTubeに参入していて、ライバルとなる場合がある。
当然、確定申告や年金などの計算を自分でしなければならない。
保険も保証も何もない。
飽きる。
…興味がある人は、まずは小遣い稼ぎ程度にやるのがいいのかな。自分は今勤めている会社が副業禁止なので難しいところであります。学生のうちに挑戦しとれば良かったなあ。