関東平野の果てブログ

20代はじめに関東平野の果てに隠居し、楽でラフな生活を模索する30代です。

春霞×燻製×焙煎

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ここはどこじゃ?

わしゃ死んだんか?



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いえいえ、バイクでフラっと散歩に行ってきました。

超曇天と少しの霞。まあ春の天気の一つですね。


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場所は群馬県箕郷町

昭和から平成にかけての街並みが残っているような、なんだか良い雰囲気の地域です。


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郷愛なタクシー屋


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ウシさん農家も何件か見かけました。



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今日の目的はここ。

毎週金曜日にしか開店していない燻製肉屋さん。肉&燻製の博士とも言える奥様が手がける隠れ家的なお店です。


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燻製って、聞くだけでワクワクしませんか?しかも、週に1日しか購入できないという特別感が期待を倍増させます。整頓されたショーケースには定番から希少部位、週替わりのメニューまで色々なものが綺麗な飴色に燻されて並んでいました。

今、ここで手に入れた鶏のせせり肉の燻製をつまみながらキーボードを叩いていますが、めちゃくちゃうまいです。ひと噛みひと噛みが芳醇で上質です。この時期は桜のチップを使って燻しているようで、なんとも春らしい良い香りが肉の旨味を盛り上げます。ああ、もっと買ってくればよかった!


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次に寄ってみたのは、アメリカっぽい雰囲気がするコーヒー屋さんです。

 

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モデルハウスの一角の店舗モデルを兼ねたコーヒー屋さんなんだそうです。


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もちろんコーヒーは本格的なんだそうで、豆だけを買いに来るお兄さんもいました。

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私がいただいたのは深煎りのなんとかというドリップコーヒー。

苦味が強く、それでいてスッキリしています。

新紙幣や大河ドラマに抜擢され今話題の渋沢栄一は、幕末期にパリへ渡航したことが知られています。その道中日記には、それまで鎖国していた日本人に映る海外の文化が生き生き綴られており、初めて触れる西洋の食事の様子も記録されています。そこでコーヒーについて、渋沢栄一「食後カッフへエーという豆を煎じたる湯を出す砂糖牛乳を和して之を飲む頗る胸中を爽やかにす」と記しています。

今回のコーヒーは、このエピソードを思い出させるような味わいでした。確かに、曇天の胸中を爽やかにしてくれました。

 

さて、左手指を舐めても舐めても燻製の香りが消えないので、手を洗って来ます。