さて、自分がメキシコで見たようなあのビートルって、一般に「空冷ビートル」って呼ばれているようです。エンジンが水冷でなく空冷のモデルってこと。
もちろん古いものですから中古しかないのですが、メキシコでは庶民の車が日本ではいくらくらいからあるのかわかりません。
そこで、空冷ビートル専門店に行ってみると、店の人は口を揃えてこう言います。「色んなお店に行って見て、色んなビートルを見てみるといい」と。
確かに、このビートルは1938年の道路交通法なんてあるのか無いのかわからない時代から、ごく最近の2003年まで生産されていたよう。一見同じですが、よくみると形がまちまちです。もちろん古い方がプレミアがついて値段が高いです。
一番の違いは後ろから見た雰囲気でしょうか。
こちらは最近製造のもの。メキシコ工場で作られたインジェクションタイプだそうです。
対してこちらは50年代のビートルかな。確かにリアウィンドウとテールランプなどの形状が全く違う。
これはカスタムカーカルチャーの聖地カリフォルニアを中心に今でもカッコよく走っているみたいです。
各年代によってに微妙に仕様が違うみたい。
他にもヘッドライトがフェンダーに沿っているか、垂直なのかという違いもある。
ぐぬぬ、こんなたくさん種類があると迷うな。もちろん高いものは買えないが、値段の幅は70万円から600万円というところか。
ここでハーレーに乗っていた頃のことを思い出そう。
気合が入ったヴィンテージ車は間違いなくイカしてるが、気を遣いすぎて走る楽しみが二の次になりがち。
かと言って、最新すぎるものも面白みが足りない。
次ハーレーに乗るとしたら、「キャブだけど古すぎず、さらっと乗れる小慣れた廉価モデル」と決めていた。
よし、ビートルもこの路線で探してみよう!!