関東平野の果てブログ

20代はじめに関東平野の果てに隠居し、楽でラフな生活を模索する30代です。

ダサいおじさん

ひょんなことから、懐かしの映画を見ました。

懐かしいと言っても、2003年の映画です。

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私がはじめてこの映画を見たのは、おそらく13年くらい前のこと。まさに私がメキシコ熱にのぼせ上がっている真っ只中の時です。まだ見ぬ夢の楽園に思いを馳せ、日本で手に入るメキシコっぽいもののカケラを、片っ端から集めていました。

 

そんな最中にビデオレンタル屋で「メキシコ」と検索して出てきた映画のひとつがこれ。

話の展開はよくある西武劇で古典的な話なんだけど、当時は画面から伝わるメキシコの匂いを必死に吸収していました。

劇中に登場する「プエルコビピル」というメキシコの豚肉料理も作ってみたりして、いつかブログの記事にした気もするけどその記事が見つかりませんでした。

 

それから数年後、念願叶ってほんの少しメキシコに滞在する機会に恵まれたけれど、いくじなしの自分はすぐ日本に戻ってきてしまって安定した職につくことにました。

それはメキシコに飽きたとか嫌いになったという訳ではなく、むしろメキシコは想像通り、もしくはそれ以上の夢の楽園であることを確認できたからかもしれない。夢のままとっておきたいという気持ちもあった。それと、自分は父親と同じようにサラリーマンになることを潜在的に意識していたのかもしれない。

 

帰国してからは、あれほど大好きだったメキシコのことを考えるのが少し辛い時期が続き、寂しい日々を過ごした。しかし最近はメキシコ原産の観葉植物に出会って、メキシコとの繋がりがもてていることが嬉しい。

 

そんなタイミングでサブスクリプションからこの映画をオススメされたので、ひさびさにメキシコ風の映画を見てみたという訳です。

 

 

同じシーンを見ても、今の私は当時とは全く違う捉え方をしているのが面白い反面、画面から伝わる土埃の匂いとか、好きなものってあまり変わらないなとも思いました。

 

さて、当時の私はほんとに恥ずかしいひねくれ者だったと思います。あの時にお世話になった大人の方々は寛大です。イケテる方ばかりですね。みんなアントニオ・バンデラスです。

 

では、あの当時から見て今の私はどう見えるでしょうか。ダサいおじさんですね。

それだけは合ってます。

 

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(当時、学園祭で出展したタコス屋の写真)